KDDIクラウドプラットフォームサービス(以下、KCPS)のサービス運用リーダーの野崎です。
KCPSの2015Q4稼働率(※)は99.999998%でした。
(※)稼働率=月間VM稼働時間累計/(月間VM稼働時間累計+月間VM故障時間累計)ただしメンテナンス時間を除く
19ヶ月連続で99.999%達成
2015Q4の故障部位内訳は、サーバ・ホスト故障のみで、ストレージ故障、仮想ネットワーク故障は発生しておりません。ここにも稼働率アップの要因が表れています。
2年前の度重なる故障で多くのお客さまへご迷惑をおかけした、その教訓を生かしサーバ・ホスト、ストレージおよびクラウド管理サーバー群の品質改善を継続的に実施し、19ヶ月連続で99.999%(ファイブ・ナイン)、また2015.11と2015.12は単月100%を達成することができました。ただこの実績に一喜一憂するのではなく、より一層気を引き締めてKCPS運用に取り組んでまいります。
Service Organization Controlの取り組み
品質改善活動を基盤とし、さらにお客さまのクラウドサービスに対する可用性、セキュリティ確保のニーズに対応するため、第三者保障であるService Organization Control(以下、SOC)報告の取得にチャレンジしています。2015年度取得準備中のSOC2ではKCPS運用業務について米国公認会計士協会が策定した判断基準(クライテリア)にもとづき、セキュリティ、信頼性、可用性、機密性、インテグリティ、プライバシーについて内部統制が保障されます。現在KDDI一丸となって内部統制のデザインと実行監視に取り組んでいます。これにより、引き続きお客さまに安心してKCPSをご利用していただけると考えております。
“すべては稼働率アップのために”
本年もKCPSをどうぞよろしくお願いいたします。